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女子ソフト日本代表、フランスに快勝 「世界選手権」予選1位通過

ホームランを打った長崎選手を迎えるチームと応援団

ホームランを打った長崎選手を迎えるチームと応援団

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 バンクーバー郊外サレー市のソフトボールシティー(2201-148th St. Surrey)で開催中の「第15回女子世界ソフトボール選手権(WBSC XV Women’s World Softball Championship)」で7月17日、日本代表は予選リーグ2戦目を行い、フランスを相手に7対0で勝利を収めて、A組1位での予選通過を決めた。

アウトを取るファースト市口選手

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 前日のベネズエラ戦では、攻撃面で苦戦した日本代表だったが、この日は2回裏、渥美万奈選手がヒットで塁に出た後、相手チームのエラーで三塁まで進むと、打線が爆発した。洲鎌夏子選手、山崎早紀選手、坂元令奈(はるな)選手の連続ヒットに加え、長崎望未選手のホームランで一挙に6得点を挙げ、チームのムードは最高潮に。3回裏にも再び渥美選手、洲鎌選手が打って1点追加し、先発した山根佐由里投手の安定したピッチングを支えた。4回表から登板した平原かすみ投手も、しっかりと相手打線を三者凡退に抑えて日本の勝利に貢献した。

 前日に引き続き、打撃面での活躍を見せた長崎選手は「(ホームランを打った打席は)力まずいつも通りに軽く振り抜けたらいいなという楽な気持ちで打席に入った。調子は悪くないので、これを維持していきたい。これからどんどん強いチームとの対戦が控えているので、モチベーションを上げてチームが一つになり、一戦一戦大切に全力でやっていけたら」と意気込みを語る。

 外野席で一般のファンに交じって静かに観戦していた女子TAP-A日本代表ヘッドコーチの宇津木麗華さんは「三連覇を意識し過ぎて硬くならないように、のびのびと自信を持ってやったらいい。自分たちが今までやってきたことは決して間違ってはいないから、とにかく自分を信じてプレーをしてほしい。絶対行ける」と選手たちにエールを送る。

 当日は、在バンクーバー日本領事館の呼び掛けにこたえて多くの日本人が応援に駆け付けた。日の丸の手旗や「つかめ頂点」「東京五輪ソフトボール復活」などの手作りメッセージボードを掲げたり、日本のチームカラーの赤色の法被を身に着けたりしたファンが集まったほか、日本文化紹介ブースでの演奏のために来場していた沖縄太鼓のグループも合流して観客の音頭を取り、息の合った応援を繰り広げて、選手の士気高揚に一役買った。

 岡井朝子総領事は「皆さんの協力のおかげで、一致団結して応援し、カナダにいながら日本の雰囲気を出すことができた。選手の皆さんにも喜んでもらえたのではないかと思う。引き続き応援をよろしくお願いします」と笑顔を見せる。

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