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バンクーバー美術館で村上隆さん回顧展 新作含む過去30年の55作品展示

村上隆さん (提供:バンクーバー美術館、写真=Maria Ponce Berre, ©MCA Chicago)

村上隆さん (提供:バンクーバー美術館、写真=Maria Ponce Berre, ©MCA Chicago)

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 バンクーバー美術館(750 Hornby St. Vancouver、 TEL 604-662-4719)で2月3日から、日本人アーティスト、村上隆さんのカナダ初の回顧展「Takashi Murakami: The Octopus Eats Its Own Leg(タコが己の足を食う)」が開催される。

村上隆さんの作品「Flowers, flowers, flowers, 2010」

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 同展はシカゴ現代美術館との共催でマイケル・ダーリンさんのキュレ―ションによるもの。バンクーバー展のために制作された作品を含む、過去30年の55作品を展示する。同館ディレクターのキャスリーン・バーテルさんは「世界で最も影響力のあるアーティストの一人、村上隆さんの作品をカナダで展示することができてとてもうれしく思っている。過去30年の作品を追いながら、彼のアートを形成してきた重要なテーマや文化的背景も見てもらえれば」と期待する。

 展示するのは村上さんの初期の絵画から、最近制作された高さ5メートルの彫刻、バンクーバー展のために制作したばかりの数枚のパネルで構成された絵画など。日本画と仏教が村上さんの作品に与える影響、制作と素材へのこだわり、メディアカルチャーやグローバリゼーション、核の脅威などの日本と世界に影響を及ぼすさまざまな問題点など重要なトピックを追っていく。

 開館時間は10時~17時(火曜のみ21時まで)。入館料は、大人=24カナダドル、シニア(65歳以上)=20カナダドル、学生=18カナダドル、子ども(6歳~12歳)=6.50カナダドル。

 5月6日まで。

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