バンクーバーのイングリッシュベイ・ビーチで年明け1月1日、元日恒例の寒中水泳大会「ポーラーベア・スイム」が開催される。
「バンクーバー・ポーラ―ベア・スイムクラブ」とバンクーバー市の共催で今年98回目。1920年の元日にピーター・パンテイジさんと9人の仲間たちが凍てつくイングリッシュ・ベイの海に飛び込んで新年をスタートさせたのが始まりの同大会。世界でも最も歴史が古く規模の大きい寒中水泳大会の一つとしてバンクーバーの冬の風物詩となっている。
水着姿だけでなく、スーパーヒーローやペンギン、アニメのキャラクターなど思い思いのコスチュームで参加する人が多いのも特徴で、泳がないが見物に訪れる人も集まる。毎年2000人近くが参加しており、例年に無い寒波に見舞われた昨冬でも気温1度、水温7度のなか1500人以上が参加した。
市では浜辺、海上ともにライフガードを配置してイベントを見守るが、参加者には「心臓に問題がある人は見物を」「15分以上水中にいないこと。体温は水中で25倍の早さで失われる」「衣服は水泳開始まで脱がないこと」「お酒は飲まないこと」などの注意を喚起する。
大会では100ヤード(約91メートル)を泳ぐ競泳レースも行う。参加希望者は当日現地で登録する。参加費無料。14時30分水泳開始。