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バンクーバーの公共広場が先住民族語名に変更 「和解の街」として

名称変更を発表するグレゴー・ロバートソン市長と先住民族の代表者ら(Photo=City of Vancouver)

名称変更を発表するグレゴー・ロバートソン市長と先住民族の代表者ら(Photo=City of Vancouver)

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 バンクーバー市は6月18日、ダウンタウン中心部にある公共広場2カ所の正式名所を英語名から先住民族語の名前に変更した。2013年に始まった「和解の街」としての事業の一環。

バンクーバー美術館北側広場の名称変更後表記

 今回名前を変更したのは「バンクーバー美術館北側の広場(Vancouver Art Gallery North Plaza)」と「クイーンエリザベス劇場広場(Queen Elizabeth Theatre Plaza)」。どちらも1年を通してさまざまなイベントが盛んに行われるダウンタウンの中心地。バンクーバーエリアの先住民族、マスキーム族(Musqueam)、スクアミッシュ族(Squamish)、ツレイル・ウォウトゥス族(Tsleil-Waututh)の代表者と共同で新しい名前を決定した。

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 「バンクーバー美術館北側広場」は、文化的な集会が行われる場所を意味する「sxwAeneq Xwtl'e7e?nk? Square」に、「クイーンエリザベス劇場広場」は人々が招かれる場所を意味する「sxwAexen Xwtl'a7shn」にそれぞれ変更(アルファベットで代用。正確な表記は関連画像・フォトフラッシュ参照)。ヒュッと息を吸う吐くかして出す音や聞き取りや読み取りの難しいつづりのため、市のサイトには名前の発音が学べるビデオも設置し、市民への浸透を図る。

 同市のグレゴー・ロバートソン市長は「バンクーバー市と、マスキーム族、スコーミッシュ族、ツレイル・ウォウトゥス族の人たちとのパートナーシップは、お互いへの理解と尊敬、そしてこの大地と水を尊ぶ心に基づいたものだ」とし、「新しい広場の名前は、先住民族の人々の遺産を再認識する良い機会となるだろう」と改名の意義を話す。