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バンクーバー郊外でゼニガタアザラシの赤ちゃん保護 バンクーバー水族館海洋生物チームが「Timbit」と命名

ゼニガタアザラシは子育てシーズンの早い時期に生まれる赤ちゃんに特有の白い産毛で覆われている。(写真提供=バンクーバー水族館)

ゼニガタアザラシは子育てシーズンの早い時期に生まれる赤ちゃんに特有の白い産毛で覆われている。(写真提供=バンクーバー水族館)

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 バンクーバー水族館の海洋生物レスキューチームは5月22日、サレー市にあるブラッキー・スピット・パークで母親アザラシから離れてしまったゼニガタアザラシの赤ちゃんを保護したことを発表した。

保護された「Timbit」

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 レスキューチームにより「Timbit」と名付けられたアザラシの赤ちゃんは、2022年初の繁殖・子育て期に救出されたアザラシ。アザラシの子育て期(3月~7月)には、母親アザラシから離れてしまった赤ちゃんゼニガタアザラシが浜辺で目撃されることが多い。赤ちゃんは発見当初弱っており、即座にバンクーバー水族館の海洋生物レスキュー施設へと送られた。

 同センターのマネージャー、リンジー・アクラストさんは「ゼニガタアザラシの繁殖・子育て期がまたもやブリティッシュコロンビア州の海岸線に沿って我々のもとへやってきた。野生の海洋生物が見られるこの時期はとても楽しみであるが、市民の方々には彼らを刺激しないよう継続してお願いしたい」と話し、「近年多くの海洋生物が人間との接触と干渉を受けたことで同センターからの保護を余儀なくされている」とも。

 現在赤ちゃんは専門スタッフによるリハビリなどの医療ケアを受けており、回復次第自然界に戻される。

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