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バンクーバーの子ども太鼓グループ、結成30周年を迎え記念公演

30年前のオリジナル「ちび太鼓」団員(写真提供=ちび太鼓)

30年前のオリジナル「ちび太鼓」団員(写真提供=ちび太鼓)

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 カナダで初の子ども太鼓グループとして1993年に結成した「ちび太鼓」が11月12日、バンクーバー郊外のAnvil Theatre(777 Columbia St. New Westminster)で「30周年記念コンサートChibi Taiko Explosion」を開催する。

2023年の桜祭りで野外演奏を披露するちび太鼓の団員たち

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 次世代へのアジア文化継承を目指し結成した同グループ。団員が順調に増え、バンクーバーエリアの日系イベントなどで定期的に演奏を披露し、現地日系コミュニティーの中で着実に和太鼓文化を根付かせてきた。結成当時は子どもだった団員たちの中には成人後も在籍し活動を続ける人もおり、グループを支えている。創立者の本間しのぶさんは「この30年で自分も年齢を重ね、指導者としても変わったと思うが、ちび太鼓も成長を遂げた。グループの構造も整ったし、年長の団員が指導者としての役割を担うなど人材も豊かになった」とその成長を喜ぶ。

 6歳で加入し太鼓歴14年のホーン・カサンドラ七海さんは「ちび太鼓はピアノや水泳などの個人でする習い事と違い、チーム、仲間として何かをつくり上げるところが良いと感じている。毎週の練習も『太鼓ファミリー』に会うのが楽しみで続けてきた」と魅力を話す。「日本は遠く離れているが太鼓を打っていると日本につながっている気もしてうれしい」とも。

 2人の娘が幼い頃から団員として活躍するホーン・裕子さんは「始めた当初は文字通り『ちび』だった子どもたちが、今ではすっかり成長して力強い演奏をしているのが頼もしく、毎回イベントなどで演奏してお客さまたちから大きな拍手を頂く度に誇らしく思う。太鼓を通して日本人としてのルーツを守れていることもうれしくありがたい」と感慨を込めて話す。

 コンサートではビギナーの子ども団員から経歴30年のベテラン団員まで、全員が出演し伝統的な楽曲とオリジナル曲を披露する。

 19時開演。料金は19.25カナダドル。

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