バンクーバー市内の病院やコミュニティーセンターで10月11日、母乳育児推進イベント「Breastfeeding Challenge」が開かれる。カナダやアメリカをはじめ、フランス、スイス、ブラジルなど計13カ国で、同日の現地時間11時に授乳を始めるイベント。母乳育児に関する情報提供や促進活動を行う「Quintessence Foundation」の主催で、「World Breastfeeding Week」の一環として開催する。9月末現在で287会場が参加登録している。
1会場の授乳人数では、2006年にマニラで3,788人参加したのがこれまでの最高記録。2001年のイベント開始当初は26カ所で856人の参加だったが、2007年には225会場で5,374人が参加し、年々増加している。
同団体のFrances Jonesさんは「母乳育児が母親と子どもの両方にとって利点の多いことは分かっていても、仕事との両立の問題や周囲の理解度の問題などから続けることが難しい場合がまだまだ多い」と話し、「より多くの母親たちやコミュニティー全体が、母乳育児をさらに見直すきっかけになれば」と期待する。
バンクーバーでは、BC Women’s Hospital(4500 Oak Street, Vancouver)、St. Paul Hospital(1081 Burrard St., Vancouver)、Trout Lake Community Centre(3350 Victoria Drive, Vancouver)などで参加できる。参加無料。事前登録が必要。