ユナイテッド・サッカーリーグ(USL)のバンクーバー・ホワイトキャップスは9月24日、MVPをはじめとする今シーズンのチーム内各賞を発表した。同チーム2年目の平野孝選手は、ディフェンス面での顕著な活躍を認められて「ディフェンダー賞」を受賞。昨年の「新人賞」に引き続き、連続の受賞となる。
けがに泣かされた昨シーズンに比べて、今シーズンはレギュラーシーズン全30試合中28試合とほとんどの試合に出場。多くの主力選手たちがけがで欠場する中、ディフェンスの要として若手選手たちを引っ張ってきた。
今回の受賞について、平野選手は「とにかく大きなけがなしでシーズンを通して戦えたことが自分にとって一番の成果。チーム全体としてはふがいない結果に終わってしまったレギュラーシーズンだったが、その中でも監督やチームのほかの選手たちが、自分のプレーをちゃんと見て、認めてくれていたのがとてもうれしい」と話し、「万全のコンディションで試合に出場できるように自分の体調管理をしてくれた指圧師の方に心から感謝している。彼の存在なしでは、今年の自分はありえない」と活躍の秘密も明かした。
同日行われたプレーオフ初戦(対キャロライナ・レールホークス)では、シーズン中以上に積極的なプレーを見せ、華麗なフットワークでボールを奪ってピッチを駆け抜ける同選手の姿に、会場となったSwangard Stadium(3883 Imperial Street, Burnaby)は、集まった5,000人以上のファンの歓声で沸いた。