アイスホッケー女子ユースの全国大会である「National Women’s U-18 Hockey Championship」が11月4日、バンクーバー郊外のサレー市にあるSouth Surrey Arena（2199-148 St. Surrey）で開幕した。

　2004年に正式にカナダの公式大会となった同大会は、AグループにSK（サスカチュワン）州、ON（オンタリオ）州レッド、ON州ブルー、複数州混合のアトランティック、BグループにBC（ブリティッシュ・コロンビア）州、AB（アルバータ）州、MB（マニトバ）州、QC（ケベック）州の、2グループ計8チームが参加。グループ別総当たり戦で予選を行う。

　サレー市での開催は初となる同大会。多数のリンクやクラブチームが存在し、アイスホッケーの盛んな地域でもあるサレー市での開催に、主催するHockey CanadaのScott Smithさんは「将来のスター選手を観ることのできる大会になったと言えるこの大会は、サレーのアイスホッケーファンには本当に楽しんでもらえると思う」と話す。

　過去の同大会ではすべて優勝を果たしているON州レッドチームは初日の4日、同州ブルーチームを4-1で下し、ディフェンディングチャンピオンの貫録を見せた。地元BC州の試合にはひときわ多くのアイスホッケーファンが会場に詰めかけ、ユース女子の大会ながら男子さながらの激しい試合を展開する選手に声援を送った。

　各試合の模様は試合中継サイトFAST Hockeyで中継され、公式サイトでも得点情報などがリアルタイムに更新されている。最終日の決勝戦は、スポーツチャンネルTSN2にて放映予定。

　同大会開催中、アイスホッケーのアドバイスや指導を受けられる「Skills Camp」や、選手が近くの学校を訪れ生徒と朝食を楽しむイベントなども予定している。

　チケットは、予選＝各5カナダドル、プレーオフ＝各7カナダドル、プレーオフ・パス＝80カナダドル、予選17時以降の試合全日程とプレーオフ全試合＝60カナダドル。スケジュールはサイトで確認できる。今月8日まで。