バンクーバーで「ブブゼラ」販売店大盛況-街には「ブブゼラおばさん」も

ガーナの民族衣装を身にまとう「ブブゼラおばさん」

ガーナの民族衣装を身にまとう「ブブゼラおばさん」

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 Wカップ・サッカーの応援で連日会場を沸かせている楽器「ブブゼラ」を求め、バンクーバーの数少ない販売元に客が殺到している。

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 ノースバンクーバーのアフリカ食料品店African Breese Imports(1054 Marine Drive, North Vancouver TEL 604-987-1140) は、Wカップのために南アフリカからカラフルなブブゼラを直輸入している。既に20個のブブゼラが3時間で完売し、新たに60個を仕入れたという。

同店オーナーのTom Breeseさんはジンバブエ出身で南アフリカに25年間在住していた。「南アフリカでもこの時期にブブゼラを探すのは、とても大変だった。唯一、再入荷できたのは60個だけ」と話す。1日50件の問い合わせがあり、「こんなに反響があるなんて思ってもみなかった」と驚いた表情を見せる。

 バンクーバーのCommercial Driveでは、通称「Vuvuzela Lady(ブブセラおばさん)」が話題となっている。バンクーバー近郊のバーナビー市に勤務するアフリカ好きのLynn Janさんは、週末になるとガーナの民族衣装をまとい、青、赤、緑のブブゼラを路上販売している。1本10カナダドル。「自分の好きなものを生かして、何か皆と違ったことをしたかった」と笑顔で陽気に話す。販売するブブゼラはカナダ製。「南アフリカから輸入すると値段が上がってしまうので、カナダで生産しているところを探した。買いやすい値段で多くの人に提供し、ブブゼラとともにWカップを楽しんでもらいたかった」とも。ここ1週間半の売り上げ本数は約400本。1本あたりの売り上げの中から1カナダドルをB.C. Children’s Hospitalに寄付するという。

 ブブゼラおばさんは、土曜・日曜の10時からGrant St.とCommercial Driveの角に出現。その他、メール(vuvuzelalady@yahoo.com)や電話注文(778-245-2889)も受け付ける。

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