●「カナダ・ホッケー・プレース(Canada Hockey Place)」
●「バンクーバー・オリンピック/パラリンピック・センター
(Vancouver Olympic Centre / Paralympic centre)」
●「パシフィック・コロシアム(Pacific Coliseum)」
●「UBCサンダーバード・アリーナ(UBC Thunderbird Arena)」
はすべてダウンタウンから車、スカイトレイン、バスで約30分以内に位置する。
●カナダ・ホッケー・プレース(Canada Hockey Place)
(© VANOC)
本来の名称は「GM Place」。General Motors Canadaが運営するアリーナだが、オリンピック開催中は広告となる会社名の入る施設が使用できないため、「Canada Hockey Place」と改名された。地元プロホッケーチーム「バンクーバー・カナックス」の本拠地。約100のイベントや有名アーティストのコンサートが行われるなど、北米を代表する施設の1つ。収容人数18,630人。
●UBCサンダーバードアリーナ(UBC Thunderbird Arena)
(© VANOC)
(© VANOC)
バンクーバー西部、ブリティッシュコロンビア州立大学(以下UBC)キャンパス内に位置するアリーナ。Thunderbird Winter Complexの既存のリンクに加え、新しいリンクも建設、一新した。(2008年6月建設工事完了)。収容人数7,200人。
●カーリングの競技会場となるのはオリンピック・パラリンピック・センター
(Vancouver Olympic Centre / Paralympic Centre)
(© VANOC)
同センターは、ダウンタウン南に位置するクイーン・エリザベス・パーク(Queen Elizabeth Park)に隣接するヒル・クレスト公園内に建設中。カーリング施設の工事は2008年12月に完了。他、オリンピック後に活用される屋内外プールは2010年まで、多目的リクリエーション施設の建設は2011年までに完成予定。収容人数6,000人。
●最もアクセス条件の良い、パシフィック・コロシアム(Pacific Coliseum)は、フィギュアスケート、ショートトラックスピードスケートの競技会場に。
(© VANOC)
ダウンタウンからはバス、スカイトレイン共に公共交通機関のアクセスの良い場所に位置する施設。ハイウェーの出入口付近でもあり郊外からの車のアクセスも良い。アミューズメント・パーク「ヘイスティング・パーク」内に位置する。毎年夏には、PNE(Pacific National Exhibition)と遊園地プレイランド(Playland)が開催されるなどバンクーバーを代表するイベント施設。五輪開催に向け、国際基準サイズのアイスの投入、スコアボードを一新、ヒーティングなど換気システムや座席、トイレ、売店などを改装した。収容人数14,239人。
●「ウィスラー・スライディングセンター(The Whistler Sliding Centre)」
●「ウィスラー・クリークサイド(Whistler Creekside)」
●「ウィンター・オリンピック/パラリンピック・パーク
(Whistler Olympic Park/ Whistler Paralympic Park)」
ウインター・スポーツだけでなくトレッキングやカヌー、マウンテンバイクなどを楽しむ夏の観光客も増えている北米を代表するリゾート地。バンクーバーからはハイウェイ(99号線)で約2時間。またバンクーバー各地からは定期バス、列車「ウィスラーマウンテニア号」もダウンタウンから運行している。
スキー・スノボ誌で人気のウィスラー・ブラッコム、11年連続北米1位に(バンクーバー経済新聞)
●「ウィスラー・スライディング・センター(The Whistler Sliding Centre)」
(© VANOC)
ブラックコム山に位置するボブスレー、スケルトン、リュージュの競技会場。バンクーバー・オリンピックのため新しく建設。2005年から建設が始まり、2007年12月に完成した。収容人数12,000人。
ウィスラーの冬季五輪会場、一般公開へ-ウオーキング・ツアーも(バンクーバー経済新聞)
●「ウィスラー・クリークサイド(Whistler Creekside)」
(© VANOC)
年間200万人が訪れる北米で1番のスキーリゾート地と言われるウィスラー山。クリークサイドエリアはアルペン競技の中心地となる。男子アルペンスキーは「デイブ・マーレー(the Dave Murray Downhill)」、女子アルペンとパラリンピックアルペンは「Franz’s Run(フランツ・ラン)」コースで行われる。収容人数7,600人。
●「ウィスラー・オリンピック/パラリンピック・パーク
(Whistler Olympic Park/ Whistler Paralympic Park)」
ウィスラーから南西に約16キロの場所にあるカラハンバレー(Callaghan Valley)に位置する。クロスカントリー、ノルディック複合、ジャンプ、バイアスロンの競技会場。ウィスラーからはシャトルバスが運行している。スキージャンプとクロスカントリー競技場の間には11,000スクエアフィートのロッジを設置。五輪期間中はこのロッジが中心施設となる。クロスカントリー、ジャンプ、バイアスロン3つの競技場の収容人数はそれぞれ12,000人。
●バンクーバー、ダウンタウンから30分のスキー場「サイプレス山 (Cypress Mountain)」
(© VANOC)
サイプレス州立公園にあるサイプレス山スキー場ではフリースタイル・スキー、スノーボードが行われる。既存のコースの改良、新しいハーフパイプやコース、人口造雪システムの導入など大幅な改良工事が行われた(2007年秋工事完了)。バンクーバー市内から30分以内で行けるため、年間数10万人のスキーヤーが訪れる人気のスキー場の1つ。収容人数8,000人。
●スピードスケート競技会場はリッチモンド市「オリンピック・オーバル(Richmond Olympic Oval)」
冬季五輪のために新設した施設。2005年、9月に工事を開始、2008年12月に完成した。バンクーバー、ダウンタウンから南へ14キロほどのフレイザー川に囲まれたバンクーバー国際空港に近いエリア。収容人数8,000人。
バンクーバー五輪「Olympic Oval」、盛大なオープニングに3万人(バンクーバー経済新聞)
オリンピック会場の屋根に名前を刻もう-リッチモンドで2,000人集まる(バンクーバー経済新聞)
●開・閉会式は「BCプレース・スタジアム(BC Place Studium)」で開催
バンクーバーを代表する北米最大級のエアドーム式スポーツ娯楽施設。冬季五輪の開・閉会式が屋内で行われるのは初めて。収容人数60,000人。
2010年冬季五輪に向けてスタジアム改修へ工事-消費エネルギー節約も(バンクーバー経済新聞)
開幕まであと1年。各会場でも本番に向けて、綿密な準備作業が進む。オリンピック開催地として成功できるか、行政、企業、市民が一体となって進む姿を期待したい。