バンクーバーでサンタクロースパレード-ロジャースが寄付募る

サンタクロースと小人が乗ったトナカイ8頭立ての赤いソリのフロート

サンタクロースと小人が乗ったトナカイ8頭立ての赤いソリのフロート

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 バンクーバーのダウンタウンで11月25日午後、ロジャース・サンタクロース・パレードが開かれた。60組以上のマーチングバンドと色とりどりのフロートが参加。今年で4回目のイベントで、30万人以上が繰り出し、街はにぎわいを見せた。

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 パレードのコースは、Georgia通りとBroughton通りの角から始まり、Howe通りと Davie通りの角まで。今月6日にはコース沿いに、バナー掲揚イベントが行われ、準備が進められていた。

 パレードを締めくくったのは、サンタクロースと小人が乗ったトナカイ8頭立ての赤いソリのフロート。サンタが手を振ると沿道に集まった子どもたちの歓声がひときわ高まった。

 パレードは、クリスマスシーズンの本格的な到来を祝うとともに、周りの人々との助け合いや互いに分け与えることの大切さを訴えることも目的としており、パレード参加者と沿道の観客に、バンクーバー・Food Bank Society(フードバンク・ソサエティー)への寄付を募った。今年は1万5千ポンド(6,750キログラム)以上の食料品と7,500ドルの寄付金が集まり、過去最高を記録。これに加えて、ロジャースは一企業での寄付としては最高となる5万ドルを寄付した。

 同イベントを主催したロジャースのチャック・ヴァン・ダー・リー社長兼最高経営責任者は「日ごろからフードバンクの活動と当社は密接な関係にある。自分たちが生活している社会に何らかの形で貢献することはとても重要」と話し、「子どもたちに思い出に残る楽しい体験をさせてあげることができれば」と加えた。

 バンクーバー・フードバンク・ソサエティーのシェリル・プレプチャック最高経営責任者は「ロジャース・サンタクロース・パレードでの地域の皆さんからの寄付は、毎年私たちの活動になくてはならないものになっている。助けを必要としている人たちに、栄養のある食事、新鮮な果物や野菜を提供することができることを大変ありがたく思う」と話した。

 フードバンクへの寄付は、12月24日までロジャース各店舗でも引き続き受け付けている。特に必要としている品目は、缶詰類(肉、シチュー、パスタ、パスタソース、米、豆、果物、野菜)と乳児用ミルク、オムツなど。

Rogers Santa Claus Parade

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