米アップル社の携帯電話「iPhone (アイフォーン)4」の発売を明日に控えた7月29日、バンクーバーのパシフィックセンターアップルストア(609 Granville St, Vancouver)前には朝10時から購入希望者が行列を作っている。
先頭はKerry MorrisonさんとChris McGuireさん。7月29日午前10時から並んでいる。人が多く集まると思い、がん患者へのファンドレイジングも兼ねて早くに並んだ。翌日の発売までは「iBookやiPadを持って来ているのでそれを駆使して仕事をしたりゲームをしたりして過す予定」と話す。
日本では6月24日に発売した「iPhone (アイフォーン)4」だが、カナダと欧州では通信キャリアを選び契約付きで本体を購入する従来の方法に加え、SIMロックフリー版を購入することもできる。端末の本体代金は16GBモデルで659カナダドル、32GBモデルで779カナダドル。
先頭に並んだKerryさんほか、行列前方に並ぶ多くがSIMロックフリー版購入を目当てに来ているという。「料金は高いが、国外に行くことが多いのでローミング料金を考えると購入する価値は十分」(Kerryさん)と話す。3番目に並んだTyler Deyelleさんは現在、ブラックベリーを持ち歩いているが「疑いの余地なくアップルがいい」とし、先に話題となっているアンテナ問題についても「さほど気にしていない」と話す。