リサイクル・ガラスを使ったアート展-深海にすむ生物をモチーフに

グランビル・アイランドのCircle Craft Galleryで9月3日、深海生物をモチーフにしたガラス・アート展が始まった。10月5日まで。

グランビル・アイランドのCircle Craft Galleryで9月3日、深海生物をモチーフにしたガラス・アート展が始まった。10月5日まで。

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 バンクーバーのグランビル・アイランドに内にあるギャラリー「Circle Craft Shop & Gallery」(1666 Johnston St. Vancouver, TEL 604-669-8021)で9月3日、BC州在住のガラス・アーティストWayne Harjulaさんの展示会「Harjula 2010」が始まった。

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 作品はクラゲ、海洋植物、イソギンチャクなどの深海にすむ生物をモチーフにリサイクル・ガラスを使用して制作。アーティスト歴25年のHarjulaさんは近年、海洋生物を作り続けている。「数年前にクラゲの化石を見た時、海洋生物をモチーフにするアイデアが浮かんだ。12億年も前から大きい変化のないクラゲの透明感や流動性はガラスを使うことで美しく表現できる」と話す。

 丸みを帯びたユニークな雰囲気のクラゲ群など、作品には妻で同様にガラス・アーティストのMiyukiさんと3人の子どもたちからの影響も表れているとHarjulaさん。「深海には人々がまだ知らない生物が1億種も生息しているといわれる。作品を通して人間の知らない世界の深さを伝えることができれば」とも。

 「深海の生物はなんらかの発光反応がある物が多い」(Harjulaさん)ため、作品の多くは所々に仕込まれたLEDライトで幻想的な淡い光を放つ。展示作品はライトやディスプレー用にも販売する。クラゲのナイト・ライト=325カナダドル~、大型の装飾用ライト=3,200カナダドルなど。

 営業時間は10時~19時。10月5日まで。

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