バンクーバーの元オリンピック選手村内にオープンしたばかりのCreekside Community Recreation Centre(1 Athletes Way, Vancouver)で9月28日~30日、エコをテーマにしたファッションイベント「Eco Fashion Week Vancouver」が開催される。
デザイナー、メディア、バイヤー、エコ関連業者、消費者が一堂に集まり、環境に配慮したサステイナブルなファッショントレンドを確立することを目的として行われる同イベント。厳しい審査基準をクリアしたエコデザイナーのみが参加でき、ショーのモデルたちもAVEDA社の天然植物成分をベースとしたヘアケア・メーク製品を使用、会場も「LEEDプラチナ認証」を獲得した場所で行うなど、徹底的にエコにこだわる。
期間中、バンクーバーの「Nicole Bridger」「Nixxi」やロンドンの「Elena Garcia」「Emesha」など13のエコブランドが登場するファッションショーやトレードショー、ゲストスピーカーを迎えて行うセミナーが連日目白押しだ。
「2020年までにバンクーバーを世界一グリーンな都市に」をスローガンに掲げるGregor Robertsonバンクーバー市長もイベントの「グリーン・エンジェル」として名を連ねる。スーパーモデルとして活躍し、環境保護活動にも熱心なGisele BundchenさんがデザインしたSIGG社製オリジナルボトルも同イベント限定で提供して、プラスチックボトル・フリーの会場を目指すなど細かい配慮も。
同イベントメーンスポンサーのAVEDAカナダRay Civello社長は「2008年以降、ニューヨークファッションウィークではどうすればイベント開催による環境への影響を減らすことができるかについて参加デザイナーたちと協力してきた。その延長として今回のショーをサポートするのは自然な流れ。美しい都市バンクーバーでエコな美しさを追求したい」と話す。
チケットは10~40カナダドル。スケジュールの詳細はサイトで確認できる。