![「木を植えた男」がVanDusen Botanical Gardenで上映される](https://images.keizai.biz/vancouver_keizai/headline/1287508546_photo.jpg)
バンクーバーの美しい街を持続させることを目的に10月25日、アニメーション映画「A Man Who Planted Trees(日本語題=木を植えた男)」がVanDusen Botanical Garden(5251 Oak St., Vancouver)で上映される。主催はVancouver Cherry Blossom Festival(バンクーバー桜祭り)委員会。
同作品は、過去に実際10万本以上の木を植えたというアニメーターで活動家でもあるFrederic Back監督の短編アニメーション。初老の羊飼いが長い月日をかけて木を植え続けていく様子を描いており、1987年の公開以来、各国で上映されている。環境の大切さと何かに向って行動を起こすひたむきな人間の姿勢をパステル画タッチで表現する。1988年にはアカデミー賞短編アニメーション賞も受賞した。原作はJean Gionoさん。
「恐らく、映画は人の人生を変えることができるが、世界を変えることができる映画はほんのわずかしかない。この映画は、そんな(世界を変えることができる)映画」と主催者の1人であるKeith Blackmoreさんは話す。
来年4月のバンクーバー市政125周年に向けて、バンクーバー桜祭り委員会は桜の木3,000本を植える「Birthday Blossoms(誕生日記念植樹)」を企画している。現在、バンクーバーに植えられている桜の数は3万7,000本以上。ディレクターのLinda Pooleさんは「75年前に日本から贈られた桜は老いてきている。植え替えをするにはコミュニティーの協力が必要」と話し、「このアニメーションは、人々を活気づけてくれる。とても影響力のある作品」と映画を絶賛する。
上映は19時~。チケットはポップコーン付きで5カナダドル。チケットの予約はinfo@vcbf.caまで。