バンクーバー・ダウンタウンのQueen Elizabeth Theatre Plaza(650 Hamilton Street, Vancouver)で11月28日、ドイツスタイルのクリスマス村「Vancouver Christmas Market」が始まる。
当初、24日にオープンする予定だったが、会場設営中に起きた火災事故の復旧作業のため、開催が延期されていた。バンクーバー・クリスマス・マーケット代表のMalte Kluetzさんは「復旧作業にあたってくれた皆さんの懸命な努力のおかげで、無事開催にこぎ着けることができた」とほっとした様子。
「バンクーバー・クリスマス・マーケット」は今年初めての開催となるイベントで、本格的なドイツの屋外クリスマス村を再現する。クリスマスツリーを中心にして色鮮やかに飾り付けを施した会場には、ドイツからの出店を含め30店以上が軒を連ねる。
ワインやビール、チーズ、ハム、ジンジャーブレッドクッキー、「シュトレン」(ドイツのクリスマス菓子)などを提供するほか、手作りのクリスマスデコレーションやガラス細工、毛糸用品、ジュエリー類の店も。期間中は、クリスマスソングのコンサートや各種ワークショップ、子ども向けイベント・クラフトコーナーなどさまざまな企画を予定する。
ドイツのクリスマスマーケット「Christkindlmarkt」は、約700年の歴史を持ち、現在はヨーロッパだけでなく北米各地でも開催されるようになった。シカゴで1995年から始まった「Christkindlmarkt」は、毎年100万人以上を動員している。
広報担当のレベッカ・ピーターズさんは「(クリスマスマーケットは)家族や友だちが集まって一緒にクリスマス気分を楽しむことができる場所。ダウンタウンの便利なロケーションにあるので、ランチやドリンクを求めて足を運ぶのにもいい」と来場を呼びかけ、「今後、毎年恒例のバンクーバーのイベントとして定着すれば」と期待を寄せる。
開場時間は11時~21時。入場料は、大人=5カナダドル(月曜~金曜の11時~14時は2カナダドル)、子ども(7~12歳)=2カナダドル、6歳以下は無料。12月24日まで。