バンクーバーのスタンレーパーク(611 Pipeline Road, Vancouver)で13回目を迎えるクリスマス・イルミネーションが11月26日、スタートした。
今年も2万人の来園者を予定しているイルミネーション点灯の初日、毎年恒例のクリスマス列車は順番を待つ子どもや大人でにぎわった。15分間の同アトラクションは、通過地点の所々にカナダにちなんだイルミネーションやサンタクロース、スノーマンなどのディスプレーが設置され、クリスマスソングを合唱する人々で盛り上がった。
BC(ブリティッシュ・コロンビア)州消防士募金のため毎年行われている同イルミネーションは、BC州55の地域に所属する500人の消防士やバンクーバー市公園課が1カ月を費やしてデコレーションした。LED ライトを含む約300万個の色とりどりのライトが約1万2,000坪の森に光を照らす。
今年のテーマは「カナダのクリスマス」。高さ約30メートルの樹木には、カナダ国旗をイメージした赤と白のライトが交互にびっしり覆うほか、バンクーバーの消防士が1人で作り上げたというLED電球を使った大きなカナダ国旗は来客者の目を引く。「ここに飾ってある電球は、民間企業やレストランから寄付していただいものも多い。毎年、観光スポットの一つとして旅行者や家族がたくさん訪れる。入場は無料だが、寄付金箱があるので募金をお願いできれば」と担当者のMargo Batesさんは笑顔で話す。募った寄付金は、全額The BC Professional Fire Fighters Associationに寄付される。
開園時間は15時~22時。12月25日は休み。クリスマス列車の乗車両は、大人=9カナダドル、子ども(2~18歳)とシニア=6カナダドル。来年1月2日まで。