バンクーバー、ダウンタウン「Fairmont Hotel Vancouver（730 Burrard Street, Vancouver）」内のルイ･ヴィトンが11月25日、「アートとラグジュアリー」をテーマにしたルイ・ヴィトン「メゾン」としてリニューアルオープンした。

　フランス語で「家」を意味するメゾン。世界で12店舗目となるバンクーバー・メゾンは、「ゆったりとした空間で買い物を」と1996年に設立された前店舗を2階建てに増築し、店内のデコレーションもガラリと変えた。店舗面積は1万平方フィート。入り口の正面にある「バッグ・バー」と呼ばれるセクションには、壁一面にルイ･ヴィトンバッグをディスプレーし、カウンターには来店客用の椅子をズラリと並べる。

　レザーグッズマネジャーの山崎恵子さんは「家に来るような感じでおもてなしをするのが当店のコンセプト。バーカウンターに座って、ゆっくりバッグを見ることができる」と話す。同店は、カナダ最大級の店舗であることもあり、北米で扱っている商品を全てそろえているという。

　店内には、その場で修理を行う「Personalization Area」や、イニシャルを入れるなどのカスタマイズができるカウンター、ＶＩＰのプライベートルームを設ける。そのほか、これまで取り扱っていなかったレディスとメンズ両方のアパレルもそろえ、「その場でアクセサリーなどと合わせられるように」と探しやすい配置になっているのも特徴。

　ルイ･ヴィトンカナダのJean-Philippe Hecquet副社長は「通常の店舗とは異なり、メゾンではまた違った体験ができる」と笑顔で話す。「私のお気に入りのセクションでもあり、店の顔でもあるバッグ・バーは、目を引くセクションなので見てもらえれば」とも。

　1階には、フランスの店舗から送られてきた100年前のトランク、階段の壁にはBC（ブリティッシュ・コロンビア）州出身のアーティストSteve Shearerさんのカラフルな絵画を飾るなどインテリアにもこだわる。「バンクーバー限定の時計も用意している。一度来店して、店の雰囲気を味わっていただければ」とJean-Philippeさん。

　営業時間は、月曜～水曜＝10時～19時、木曜・金曜＝10時～20時、日曜＝12時～18時。