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リッチモンドに本格生チョコ店「La Chocolaterie」-日本人夫婦がオープン

リッチモンドの日本食材店内にオープンした本格生チョコ店「La Chocolaterie」

リッチモンドの日本食材店内にオープンした本格生チョコ店「La Chocolaterie」

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 リッチモンドの日本食材店「Izumiya」内に12月18日、チョコレートショップ「La Chocolaterie」(#160-7971 Alderbridge Way, Richmond、TEL 604-214-6607)がオープンし、買い物客の注目を集めている。

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 オーナーは、日本の大手チョコレートメーカーで約10年間、チョコレートとカカオ豆の研究開発に携わり、新商品の開発や素材・新製法の研究を行っていた千綿孝智(たかのり)さん、浜本香代子さん夫妻。5年前に初めてカナダを訪れ、自然の美しさや人々のやさしさの魅力にはまり、結婚式をバンフで挙げるなど「カナダの虜(とりこ)になった」(浜本さん)。カナダでは珍しい日本スタイルの生チョコ専門店を立ち上げようと決意し、今年9月に来加した。

 店舗面積は500平方フィート。店名の「La Chocolaterie」は、フランス語で「チョコレート工場」を意味する。「単にチョコレートを『売る店』ではなく、お客さんのアイデアやリクエストをどんどん取り入れながら新しい味を一緒に『つくり上げていく場所』にしたい」(千綿さん)との思いを込めた。

 抹茶、豆腐、あずき、きなこ、黒ゴマ、ユズなどの和風テイストに加え、バナナやイチゴ、マンゴー、ラズベリー、ブルーベリーなどフルーツを材料にしたカラフルな生チョコ(2ピース=1.50カナダドル~1.75カナダドル)を常時15種類以上取りそろえるほか、トライアルセット(6種類入り、4.75カナダドル)やギフトセット(6ピース=8カナダドル、10ピース=11カナダドル、16ピース=15ドル)の詰め合わせの希望にも応じる。季節のフルーツを使った期間限定商品も販売する予定。

 乳製品を一切使用していない「Dairy Freeチョコ」には、ラズベリー・ピューレを加えてクリーミー感とカカオの風味を増すよう工夫するなど、細かな部分までチョコ研究者としてのこだわりをみせる千綿さん。「ディスプレーに並びきれないほど、次々と新しいチョコのアイデアが浮かぶ。カナダ人のお客さんから『ワサビ味のチョコを作って』とリクエストされることが多くて驚いている」と、これからの新商品開発が楽しみな様子。

 「カラフルに仕上げた口溶けのいい商品を食べてもらって、チョコレートの奥深さや面白さをカナダで広めたい。自分たちの店で買ったチョコレートを囲んで、味や色について話が弾むコミュニケーションツールになればうれしい」と浜本さん。「店がうまく軌道に乗ってきたら、学校やコミュニティーセンターなどでワークショップを開き、チョコレートができるまでの話などをしながらより多くの人たちにチョコレートに興味をもってもらいたい」と今後の夢を語る。

 営業時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。12月25日、1月2日・3日は休業。

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