バンクーバー・ダウンタウンで5月1日、乗り降り自由の市内観光バスツアー「Big Pink Seightseeing Tour」(3945 Myrtle Street, Burnaby、TEL 604-451-1600)がサービスを開始し、ピンク色の2階建てバスが人目を引いている。
カナダ乳がん基金(Canadian Breast Cancer Foundation、CBCF)と協力して、Gray Line社が昨年5月から企画している同ツアー。ニューブルンズウィック州セントジョーンズ、ノバスコシア州ハリファックスで催行して成功を収め、今回バンクーバーでの実施にこぎ着けた。
バスの外装は一面鮮やかなピンク色で、「Never Enough Pink Until There Is A Cure(完治のためにもっとピンクを)」のスローガンを大きく掲げて市内を走り、バンクーバー・ツアー参加費のうち1カナダドルを同基金のBC・ユーコン支部に寄付する。
ツアールートは、スタンレーパークを周回するコース(火曜、金曜~日曜のみ)と、ロブソン通りからスタンレーパーク、ビーチ沿いを巡るコース、ガスタウンやチャイナタウン、イエールタウンなどで周辺観光ポイントを回るコースの3種類。
同基金大西洋支部代表のNancy Margesonさんは「ピンク色のバスを見て、乳がんへの認知度が高まったり、より多くのサポートが集まったりすることにつながれば。乳がんのない未来につながる活動をこれからも協力して続けていきたい」と話し、同ツアーのDennis Campbell社長は「観光を楽しみながら乳がんの治療や予防、研究のための資金集めに協力できる。カナダ全土で年間100万カナダドルの寄付が目標」と意欲を見せる。
参加費は、大人=38カナダドル、学生・シニア=35カナダドル、子ども(3~12歳)=20カナダドル、1家族(大人2人+子ども2人)=99カナダドル。