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カナダからの応援メッセージ、宮城で公開-500枚のキルトに思いを込めて

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 バンクーバーの日系映画監督Linda Ohamaさんの呼び掛けで3月に始まった震災支援プロジェクト「Kids for Kids Quilt Project」が完成し、カナダの子どもたちから日本の子どもたちへの「キルトの手紙」として届けられることになった。

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 最初の展示会場となるのは、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県名取市立閖上(ゆりあげ)中学校。現在は、名取市立不ニが丘小学校の校舎を借りて授業を再開している同校で、カナダの建国記念日であるCanada Day(7月1日)に披露されることになる。

 カナダ全土の子どもたちが日本の被災地の子どもたちへの思いを込めて作ったキルトは500枚以上集まった。Lindaさんが日本へ旅立つ直前、地元のキルト組合のボランティアらが色使いや各デザインのバランスなどに合わせてそれぞれの配置を考え、ほぼ一日がかりで縫い合わせた。

 「震災後の日本に来て、いろいろな人たちの話を実際に聞いたり、被害の実情を目にしたりして新たな思いが湧き起こってきた」と話すLindaさん。「(作品を見て)東北地方の子どもたちが感じた思いや現在の自分の気持ちをキルトのデザインとして表現してもらい、それを集めてまた日本からのキルトの手紙としてカナダに持ち帰りたい」と、プロジェクトの継続を決意した。

 作品は、東北地方を中心に各地を巡回する予定。

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