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カナダ国立バレエ団が60周年記念公演-西部カナダツアーでバンクーバー入り

Sonia Rodriguez with Artists of the Ballet in the second detail 
Photo by Cylla von Tiedemann

Sonia Rodriguez with Artists of the Ballet in the second detail Photo by Cylla von Tiedemann

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 クイーンエリザベス劇場(600 Hamilton Street, Vancouver)で9月23日~25日、National Ballet of Canada(カナダ国立バレエ団)の創立60周年記念公演が行われる。西部カナダ6都市を訪れるツアーの一環。

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 20分~30分ずつの異なる4作品をインターミッションを挟みながら2時間12分にわたって上演する画期的なプログラム構成。初日限定で、公演45分前にカレン・ケイン芸術監督が作品紹介の時間を設ける。

 既成の型を壊すスタイルで知られる最先端の振付師ウィリアム・フォーサイスさんの「the second detail」(21分)は、電子音から成るトム・ウィレムスさんの曲にダンサーたちが身体の限界に挑むような激しい動きがマッチした作品。イッセイ・ミヤケがデザインした白いドレスを着たダンサーも登場する。

 ジェローム・ロビンズさんが振り付けた「Other Dances」(18分)は、1976年にナタリア・マカロワさんとミハエル・バリシニコフさん」のために創作された作品で、軽やかなショパンのピアノ曲とクラシックバレエの型を軸にした軽やかなダンスで観客を魅了する。

 ジェームズ・クデルカさんの振り付けで、アメリカのカントリー・ロック歌手ジョニー・キャッシュさんの曲の世界を表現した「The Man in Black」(23分)では、男性ダンサー3人と女性ダンサー1人がカウボーイブーツを履いて踊る。同団のプレミア公演。

 2009年に最優秀作品賞など4部門でDora Mavor Moore Awardを受賞した「Emergence」(28分)の振り付けを担当したのは、バンクーバー生まれのクリスタル・パイトさん。大勢のダンサーたちが土の中でもぞもぞと動き回る昆虫のような斬新な動きを取り入れて、舞台狭しと踊る興味深い作品に仕上げた。

 同ツアーを協賛するTD Bank Groupのアラン・コンベリー地域広報マネジャーは「カナダのアーティストたちの才能を多くの人たちの前で表現する機会を提供することで、地元コミュニティーに根付いた芸術の素晴らしさを、身をもって体験してもらえるはず」と期待する。

 公演は、23日・24日=20時~、25日=マチネ公演14時~。チケットは62.50カナダドル~。チケットマスター(TEL 1-855-985-2787)で販売する。

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