イエールタウンにあるレストラン「Blue Water Cafe+ Raw Bar」（1095 Hamilton St. Vancouver TEL 604-688-8078）が2月1日、通常は陰に隠れた存在でありながら海に優しい食材を使った「Unsung Heroes Festival（陰のヒーローたちの祭典）」を始めた。

　同店のシェフで数々の料理賞受賞経験のあるFrank Pabstさんは「海に優しいシーフードを消費する『オーシャンワイズ』」に賛同。普段あまり消費されない食材にも目を向けてもらう目的で8年前に同企画を始めた。乱獲されていない品種、海の生態系にダメージを与えない方法で漁が行われている品種、混獲された海産物をメニューに使っており、ウニ、タコ、サバ、ナマコなど、日本人にもなじみのある食材も多く並ぶ。

　Pabstさんは「8年前にはこの企画は過激なものと捉えられた。今では多くの来店客がこれらの食材がおいしく栄養もあると知っている。これらの食材を主流の食材として紹介できて本当にうれしい」と話す。

　メニューは「タコのグリル、ロメスコソース添え」（11.50カナダドル）、「ウニのトライフル」（12.50カナダドル）、「クラゲと豚の頬肉の炒め物」（10.50カナダドル）など。同企画の打ち上げから10％がバンクーバー水族館の「オーシャン・ワイズ」プログラムに寄付される。