Pacific National Exhibition(2901 Hastings Street East, Vancouver)で1月16日~20日の5日間、スケート大会「2008 BMO Canadian Figure Skating Championships」が開かれた。
同大会には、カナダ全土から150人に及ぶスケーターが集まり、「ISU Four Continents Championships(4大陸フィギュアスケート選手権)」、(2月11~17日、韓国)、「ISU World Junior Championships(世界ジュニアフィギュアスケート選手権)」、(2月25日~3月2日、ブルガリア)、「ISU World Figure Skating Championships(世界フィギュアスケート選手権)」、(3月17~23日、スウェーデン)へのカナダ代表としての出場権を懸けて、それぞれの演技を披露した。
最終日の20日には、シニア女子フリーの演技終了後、各部門の表彰式が行われたのに引き続き、「The Parade of Champions」として、入賞者がエキシビション・フリー演技を披露。競技会が終了して、緊張の解けた選手たちののびのびとした演技に会場は感嘆の声と拍手に包まれた。
会場では、新しく「Skate Canada Hall of Fame(スケート・カナダの殿堂)」入りを果たしたJamie SaleさんとDavid Pelletierさんの華麗な滑りも注目を集めた。2人はソルト・レーク・シティーで行われた2002年冬季オリンピックでの金メダリスト。正式な競技会の場からは引退したが、プロのスケーターとして滑り続けており、エドモントンで次の世代の育成に力を注いでいる。殿堂入りの権利授与直後に観客の前で演技を披露するケースはこれまでに例がなかった。
アイススケートのクラスに通っている子どもを連れた観客の1人は「スケートファンには夢のような貴重な時間だった。子どもたちのこれからの練習にはっきりとした目標ができたはず」と話す。
同大会には、ブリティッシュ・コロンビア州とマニトバ州から日本人選手も2人出場し、入賞は逃したものの健闘した。