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バンクーバーでスマホ片手にゾンビ退治-観客参加型の公演「ゾンビ症候群」

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 バンクーバーの劇団「The Virtual Stage」が新しく企画した「The Zombie Syndrome(ゾンビ症候群)」の公演が10月13日~31日、ダウンタウン各所で行われる。観客たちが、持参したスマートフォンを使って謎を解きながら移動し、ストーリーを進めていく観客参加型の屋外公演。

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 公演前日まで会場は告知されず、チケット購入者は、登録した電話番号に出演者から連絡が入った場所にまず集合する。観客に与えられるミッションは「ゾンビに効く薬を開発した科学者の研究室を探し出して、街に増え続けるゾンビたちから世界を救うこと」。「ダウンタウンのある場所」をスタートして、スマホを使ってヒントを探し、次のシーンへ移動する。

 途中でどこからどんなキャラクターがいきなり登場するか予想が付かないというスリルあふれる演出で、同劇団広報のCynnamon Schreinertさんは「この症候群の原因となっているウイルスは空気感染するため、その日の天候や風向きによって、どのくらいの数のゾンビが出没するかは不明」とユーモアを交えてコメント。「各公演の参加者の情報収集力によって、ショーの楽しみ方が変わる新しい試み。決して退屈させることはない」とも。

 同劇団は、芸術監督Andy Thompsonさんが2000年に立ち上げた「ハイテク劇団」。通常の演劇にコンピューターアニメーションやデジタルサウンドなどを積極的に取り入れ、「演劇と映画を新しいメディアで融合することで、物語を伝える方法の幅を広げること」に挑戦し続けている。

 上演時間は、火曜~金曜=18時30分~、19時~、19時30分~、20時~、20時30分~の5公演。土曜・日曜=14時~、14時30分~、15時~、15時30分~、16時~のマチネ公演。1公演の定員は13人。チケットは25カナダドル(12日のプレビュー公演のみ半額)。サイトで購入できる。19歳以下の参加には、保護者の同意が必要。動きやすい服装と歩きやすい靴で参加すること。

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