バンクーバー水族館は3月22日、昨年10月にアラスカで救助されたラッコの赤ちゃんを同館で迎えると発表した。水族館では赤ちゃんの名付け投票も実施している。
今回バンクーバー水族館に仲間入りしたのは、雌のラッコの赤ちゃん。生後約8週間の時にアラスカの道路脇で取り残されているのを発見され、アラスカ・シーライフセンターに救助された。バンクーバー水族館は救助当初から専門家を派遣、2000時間以上を費やしてこの赤ちゃんの回復に協力していた。
現在赤ちゃんは順調に発育しているが、生後間もなく保護されたため自然界で生き残る知識が身に付いておらず、バンクーバー水族館での飼育続行を決定した。同水族館、海洋生物キュレーターのBrian Sheehanさんは「17週間以上、当館の専門家が交代でアラスカに行き赤ちゃんの側について回復とリハビリを見守った。すでに赤ちゃんとは特別な結び付きがあるので、当館で迎えることができとても喜んでいる」と話す。
赤ちゃんは現在約15キログラム。水族館では「遊び好きで時にイタズラ好き」な赤ちゃんの名前をアラスカ・シーライフセンター、オーシャン・サイエンスクラブの生徒たちが選んだ名前の中から投票で決定する。
候補は「Susitna」「Katmai」「Glacier」の3つ。投票希望者は3月31日までにツイッターで@vancouveraqua をフォローし#otterloveのハッシュタグを付けて投票する。水族館は投票者の中から抽選で1人をラッコとの対面式に招待する。