バンクーバー・ダウンタウンに現在建設中のレジデンス共存型ホテル「トランプ・インターナショナル・ホテル＆タワー・バンクーバー」（1133 West Georgia Street, Vancouver）の開発業者Holborn GroupとTA Global Bhd.は9月23日、ロールス・ロイス社とロンドン・エア・サービス社との業務提携を発表した。

ロールス・ロイスのトランプ特別仕様「ゴースト」

　同レジデンス（居住部分）購入者は、ダウンタウン内や空港への移動のためにロールス・ロイス社の「特別トランプ仕様」にした高級セダン「ゴースト」を運転手付きで利用できるほか、ロンドン・エア・サービス社の提供する「ボンバルディア・リアジェット75」（8人乗り）をプライベートジェットとして利用できる時間を、住居購入金額に応じて獲得することになる。

　Holborn GroupのCEO兼社長のJoo Kim Tiahさんは「今までにどこにも例がないユニークな試みに挑戦しようと考えた。トランプグループが業界トップに君臨していることに見合うような世界初の最高級のサービスを楽しんでもらえるはず」と自信を見せる。「6月の建設発表以来、すでに世界中から多くの問い合わせが来ている」とJooさん。「今回の追加提携で、さらに購入意欲が増すと思う」とも。

　「ビジネスで急にどこかへ飛ばなければならなくなっても、私たちのジェット機であっと言う間に送り届けることができる」（ロンドン・エア・サービス社長のWynne Powellさん）、「魔法のじゅうたんに乗っているかのようなスムーズで快適な乗り心地で、セレブ気分を味わっていただける」（ロールス・ロイス・バンクーバーのSteven Wuブランドマネジャー）と、両社ともに「何ランクも上の最上級のおもてなし」を力強く約束した。

　63階建て（ホテル147室、レジデンス218室）のうち、レジデンス部分は10月販売開始。完成は2016年夏を予定。