バンクーバーの街並みがイルミネーションで彩られ始めた11月23日、ダウンタウンのウエスト・エンドエリアでクリスマス企画「Shine, Shop and Dine」が始まった。今年初めての試みで、ウエスト・エンド・ビジネス向上委員会とロブソンビジネス協会の共催。
3台の無料トロリーバスを10分間隔で運行し、ロブソン通り~バラード通り~デイビー通り~デンマン通りを周回するルートに設けた12カ所の停留所で、自由に乗り降りして、ショッピングや食事を楽しむことができる。
企画広報担当のSue Alexanderさんは「ウエスト・エンドは、レストランやギャラリー、ホテル、コミュニティーセンターなど、さまざまな施設が集まったとても魅力的なエリア。クリスマスに向けてショッピングに出かけることが増えるこの時期に、少しでも多くの市民や観光客に足を運んでもらい、まだ立ち寄ったことのない店や、今まで知らなかった場所などをこの機会に発見してもらうきっかけになれば」と、企画の理由を説明する。「初めてのことなので、毎週、参加者やボランティアの声を聞きながら少しずつ改善し、たくさんの人たちに喜んでもらえるようにしていく」とも。
トロリーバスの運行ルート内にあり、クリスマスシーズンの豪華なライトアップが恒例となっているセントポール病院への寄付集めも兼ねた同企画。運行時間は、毎週土曜の16時30分~21時30分。12月21日まで。
バンクーバー観光局の初企画「Vancouver Holiday Shopping Days」も12月1日まで行われており、ダウンタウン20軒以上のホテルで格安宿泊料金(88カナダドル~148カナダドル)を設定しているほか、レストランやスパ、ショッピングに使えるギフトカード付きの宿泊パックや、「バンクーバー・クリスマスマーケット」への入場チケット付き「ホリデーパッケージ」などを提供し、集客アップを目指す。
同局マーケティングマネジャーのCandice Gibsonさんは「この時期になると、国境を越えてアメリカ側にショッピングに行く人も多いが、今回の宿泊パックを利用すれば、週末にダウンタウンでの買い物を楽しんでそのままホテルに滞在して、ちょっとした小旅行気分を味わうことができる」とする。