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バンクーバーでストリートアート展-才能発表の機会を提供

バンクーバーのギャラリー「Hot Art Wet City」で現在、ストリートアート展「Streets」が行われている

バンクーバーのギャラリー「Hot Art Wet City」で現在、ストリートアート展「Streets」が行われている

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 バンクーバーのアートギャラリー「Hot Art Wet City」(2206 Main Street, Vancouver、TEL 604-764-2266)で現在、ストリートアーティストの合同展示「Streets」が開催されている。

Slingshotさんの作品「Happy Gay Panda」

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 2012年9月から翌年2月まで、ポップアップギャラリーとして各種展示やワークショップなどを行ってきた同ギャラリー。2013年4月には、自身もフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動し、アートイベントも手掛けるChris Bentzenさんがオーナーとなって、さまざまな企画を実施してきた。

 今回の展示内容決定についてBentzenさんは「路上やビルの壁などにスプレーペイントなどをしてしまうと単なる違法な落書きで終わってしまうが、中にはとても優れたアートの才能を持っている人たちが数多くいる。きちんとした『アート展示』という形でストリートアートを屋外から室内に持って来たらどうかと思ったのが始まり」と説明する。

 出展アーティストは、iHeartさん、Joyさん、Slinshotさん、Wrk(less)さん、MW Bowenさんの5人。それぞれが型にはまらない自由な発想で、キャンバス上だけでなく段ボールや空き缶などバラエティーに富んだ材料を利用して生み出した、カラフルな作品が所狭しと並ぶ。

 アーティストの一人、Joyさんはケベックの大学で美術を専攻し2001年に卒業後、芸術活動を続ける。バンクーバーに来ていろいろなギャラリーに作品を持ち込んでもなかなか受け入れてもらえず、苦労する日々が続いたという。

 Joyさんは「町の中でストリートアートとして描いたりしていると、だんだん興味を持って連絡してくれるギャラリーなどが増えてきた。このように作品展として室内で展示してもらって、多くの人に見てもらえるのはとてもうれしい」と笑顔を見せ、「日常生活の中でふと思いついたものをいろいろな方法で形にしたり、一つの題材について新しい切り口を試しながら自由に作品を作っている。キャンバスは自分にとって子どもたちの遊び場みたいなもの。とにかく楽しむことがいい作品につながる」と話す。

 開廊時間は12時~17時(第3木曜は20時まで)。日曜~火曜休廊。入場無料。9月26日まで。

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