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錦織、ラオニッチに勝利も日本はカナダに敗退-ベスト8進出を逃す

勝利を決めガッツポーズの錦織選手  Photo by Yuki Shiraishi

勝利を決めガッツポーズの錦織選手  Photo by Yuki Shiraishi

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 バンクーバーのUBCで行われていたテニスのデビスカップ、ワールドグループ一回戦で3月8日、最終日シングル2試合が行われ、日本のエース錦織選手がラオニッチ選手に勝利するも添田選手がポスピショル選手に敗れ日本はベスト8進出を逃した。

シングル2勝目を挙げた錦織選手

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 前日のダブルスで敗戦し1勝2敗となった日本。3日目の第一試合は錦織選手とラオニッチ選手のエース対決。これまでの試合をお互いに「バトル」と呼ぶほどフルセットで互角の試合を繰り広げることが多い2人の対戦に、当日も多くの観客が会場に詰めかけ接戦を見守った。

 220キロを記録するラオニッチ選手のファーストサーブを受けながらも、錦織選手は粘り強いラリーで応戦。双方互角の戦いで持ち込んだ第5セットでは4-4からの第9ゲームを錦織選手がブレーク。その流れで最終ゲームのサービスゲームをキープし3時間4分の戦いを勝利で終えた。

 試合後ラオニッチ選手は「自分のプレーに悪いところがあったとは思わない。錦織選手の方が数点うまく得点につなげることができただけだが、それが勝負を左右することになった」と試合を振り返り、錦織選手は「いつもタフな相手だし、長い試合になると覚悟して臨んだ。(ラオニッチ選手の)ファーストサーブにはどうしようもない時もあるのでセカンドサーブからきっちりと返すことを心がけた。今日は良い試合が出来た」と喜んだ。

 日本、カナダ共に2勝2敗で迎えた最終試合は、地元バンクーバー出身のポスピショル選手が大歓声のなか出場し添田選手と対戦。ポスピショル選手は3日連続の出場ながらも疲れを見せずにストレート勝ち、カナダのベスト8進出を決め「最高の気分だ」と頬を紅潮させ喜びを表した。

 日本はワールドグループ残留をかけ、9月に行われる入れ替え戦に臨む。

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