4月29日まで市内各所で開催されている「バンクーバー桜祭り」の一環として11日・12日の2日間、VanDusen Botanical Garden(5251 Oak Street, Vancouver)で「Sakura Daysジャパンフェア」が開かれる。今年で6回目となる春恒例のイベントで、「Japan Fair Association of Vancouver」と「Vancouver Cherry Blossom Festival」の共催。
会場には、日本酒セミナー、裏千家茶道、料理教室、浴衣の着付け、俳句ワークショップ、書道、けん玉などの日本文化体験コーナーのほか、さまざまな和風雑貨や工芸品、着物や日本茶などの展示販売エリアも設け、「見て触ってもらえる日本ブランド」のビジネスも紹介する。ステージでは和太鼓、尺八の演奏やコーラス、獅子舞、日本舞踊、少林寺拳法などのパフォーマンスに加え、アニメのコスプレショーやJポップショーも企画。今年は日本からの特別ゲストとして、津軽三味線の山口晃司さんと和太鼓奏者の笛木良彦さんが来加し、コラボ演奏を披露する。同フェアで人気の屋台エリアには、ラーメンやたこ焼き、お好み焼き、たい焼きや焼き鳥など17店が出店予定。
バンクーバー市内には4万本近くの桜が植えられており、毎年春になると街をピンク色に染める。今年は暖冬の影響で例年よりも桜の開花時期が早まり、すでに「アケボノ」や「ソメイヨシノ」は満開の時期を過ぎてしまったため、「桜がなくなってから開かれる桜祭り」と心配する声も多い。しかし、会場となるバンドゥーセン庭園では、園内にある24種類100本以上の桜のうち、「イチヨウ」「ウコン」「シロタエ」「カンザン」など、これから満開を迎える種類も多く、イベント広報やボランティアたちがフェイスブックやツイッターなどで開花状況を発信して来園を呼び掛けている。
開催時間は10時~17時。入場料は、前売り券が大人=10.50カナダドル、シニア(65歳以上)とユース(13歳~18歳)=8カナダドル、子ども(3歳~12歳)=5.50カナダドル、ファミリー(大人2人+19歳未満の子ども2人)=25カナダドル。当日券は、同12カナダドル、同9カナダドル、同6.50カナダドル、同28カナダドル。前売り券は会場のビジターセンターか「ジャパンフェア」サイトで購入可能(9日23時30分まで)。毎年、イベント当日のチケット購入ブースには長蛇の列ができるため、オンラインでの購入を勧めている。