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バンクーバーに「プライドハウス」 女子W杯開催中に性的少数者への理解広める

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 バンクーバーのダウンタウン、デイビーストリートエリアにFIFA女子ワールドカップ開催期間中の6月26日から、期間限定の「プライドハウス」が開設される。

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 2010年のバンクーバー五輪の際に世界で初めて開設された「プライドハウス」。性的マイノリティーのアスリートやスポーツファンたちが安心して集まり、社会への理解を広める場として支持を集め、その後ロンドン五輪、2014年FIFAブラジル大会などでも設置されてきた。

 プライドハウス創設者のDean Nelsonさんは「2010年の『プライドハウス』開設時は多くの人々やグループが一つになって共に五輪を楽しんだ。今回も決勝戦の会場となるバンクーバーでまた人々が集まることができればと願っている」と期待を込める。

 「スポーツの世界では(LGBTQの)アスリートのためにしなければならないことがたくさんある。過去5年で状況は大きく進歩し、カミングアウトして自分やチーム、ファンに対して正直になれるアスリートが少しずつ増えてきてはいる。しかし、ソチ五輪の際の状況やアメリカの宗教的自由回復法のように残念な事実もまだまだある」とも。

 2012年の五輪の際にロンドンに「プライドハウス」を開設し、現在は「プライドスポーツUK」のディレクターを務めるLou Englefieldさんは「プライドハウスはLGBTQの人々が世界規模のイベントでも自分の場所を見いだし、存在を示しても良いのだと知らせるために重要な場所。メジャーな女子の大会では初めてのプライドハウスがバンクーバーにできるのは素晴らしいこと」と喜びを話す。

 バンクーバーのゲイビレッジ中心部に開設する「プライドハウス」では、約10日間にわたりさまざまな企画を催す予定で、現在企画への意見、スポンサーなども募集している。

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