6月26日からサスカチュワン州サスカツーンで開催される「第14回世界男子ソフトボール選手権大会」に参加するためカナダ入りしているソフトボール日本男子代表チームが、バンクーバー(21日)とリッチモンド(22日)で地元チームと親善試合を行った。
第14回世界男子ソフトボール選手権大会に出場する日本代表チーム
21日の2試合はFleetwood Marlinsと対戦し、1戦目は7対0(5回コールド)、2戦目は6対1で圧勝。22日にはRichmond Stealersに8対1(6回コールド)、Richmond Marinersに6対0で勝利を収めて、代表チームとしての貫禄を見せつけ、集まった観客から称賛の拍手を浴びた。試合会場では、日本代表チームが来ているといううわさをイベント直前に聞いて応援に駆け付けた現地在住の日本人がにわか応援団を結成。大きな日の丸の旗や、応援ボードを掲げ「頑張れ」「その調子」と声援を送る姿も。
西村信紀代表監督は「カナダのチームはスピードが速く、力もあって、なかなか最初の方は長打が出ず苦戦したところもあったが、地道に細かく点を稼いでいけて良かった」と今回の4試合を振り返る。選手たちの仕上がりについて、「本大会では、もっともっとスピードも速く世界のレベルも高いので、今からさらに選手たちの調子を上げていきたい。今回は投手陣がとても安定しているので、信頼して任せることができる」と話し、「予選リーグを2位以内で抜けて、日本チームがしばらく遠のいているメダルを何とか取りたい」と、今大会の目標を語る。
今回が代表初選出となる森勇紀投手(Neo長崎所属)は「試合環境などいろいろと違うところがあって、とても勉強になっている。『みんなでメダルを』というチームの目標に少しでも貢献できるよう全力を尽くしたい」と笑顔を見せる。