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口ひげ月間「Movember」、今年は「30日間運動チャレンジ」追加 

11月は「Movember(モベンバー、口ひげ月間)」-女性も参加を

11月は「Movember(モベンバー、口ひげ月間)」-女性も参加を

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 2003年にオーストラリアで始まって以来、現在では世界中に広まった前立腺がんに対する認知度向上を目的としたチャリティー運動「Movember(モベンバー)」。毎年11月になると、バンクーバーの街にも口ひげをたくわえた男性が急増し、市内のレストランやベーカリーなどで収益の一部を同運動のために寄付する期間限定メニューも登場する。今年のスローガンは「Grow, Give or Move(ひげを生やす、寄付をする、運動をする)」。主催団体の「モベンバー基金」では、性別や年齢にかかわらず、より多くの人が口ひげを生やさなくても参加できるよう、今年初めて新しい企画「MOVE」を立ち上げ、同運動のさらなる普及を目指している。

口ひげスタイルガイド

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 これまで寄付集めに参加するには、サイトで登録後、自身の口ひげの伸び具合を写真で投稿する必要があったが、今年はそれだけでなく、30日間の「エクササイズチャレンジ」を通して寄付を呼び掛けることができる。運動の種類に特に指定はなく、「毎日何かしら体を動かすことでがん予防につながる」ことを参加者自身の体験を通して証明しようとするもの。

 昨年は全世界で100万人以上が参加し、計1億カナダドルの寄付が集まった同基金。これまでに前立腺がんの早期発見や予防、精神面での健康や運動不足の解消を目指すプロジェクトなど1000件以上の企画やプログラム、リサーチに資金を提供してきた。

 「モベンバー・カナダ」のClaire Lamontディレクターは「新しい企画『MOVE』を導入することで、ひげを生やす男性たちだけでなく、女性も積極的に参加してもらえるはず」と期待し、「2014年はカナダだけでなく世界中の皆さんの協力により、例年以上の大きな成果を収めることができたが、(男性の健康を確立するためのプロジェクトは)まだまだ多くのサポートが必要」と支援を呼び掛ける。

 サイトでは、より美しいひげを生やすための「お手入れのコツ」や、いつもの運動に飽きた人のための新しいエクササイズ、各地で開催される関連イベントなども紹介している。バンクーバーでは21日にスタンレーパークでチャリティー5キロラン、12月1日にはダウンタウンの紳士服店「Indochino」で「ひげそり落としイベント」が行われる。

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