バンクーバー美術館(750 Hornby St. Vancouver TEL 604-662-4719)で6月11日、企画展「ピカソ:アーティストと彼のミューズたち(Picasso: The Artist and His Muses)」が始まった。Art Centre Baselとの共催で、キュレーションはKatharina Beisiegelさん。
パブロ・ピカソ(1881~1973年)が残した数多くの作品から絵画、彫刻など60点以上を展示する同展。ピカソの作品と共に彼の人生と創作活動に大きな影響を与えた6人の女性にも焦点を当てる。会場には年代順に数々の作品とピカソが同時期を過ごした女性の紹介エピソードや写真を並べ、ピカソの素顔も垣間見られる趣向になっている。
同館のBartelsディレクターは「今回紹介するのはピカソが最も精力的に革新的な作品を制作し、ヨーロッパの美術史を劇的に変えたともいえる時期。来場する皆さんにはピカソの芸術家としての才能の開花だけでなく、彼の人生と芸術に影響を与えた6人の女性についても知ってもらえれば」と話す。
開館時間は10時~17時(火曜は21時まで)。入場料は一般=24カナダドル、シニア(65歳以上)と学生(学生証の提示が必要)=18カナダドル、子ども(5歳~12歳)=6.50カナダドル。10月2日まで。