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バンクーバーに「ホノルル・コーヒー」 北米本土第1号店

バンクーバーに北米本土1号店をオープンした「Honolulu Coffee」

バンクーバーに北米本土1号店をオープンした「Honolulu Coffee」

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 バンクーバー・ダウンタウンにハワイ発コーヒーチェーン店「Honolulu Coffee(ホノルル・コーヒー)」(888 Nelson Street, Vancouver、TEL 778-379-6607)がオープンして1カ月が過ぎた。

店内はハワイのビーチハウスをイメージ

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 1992年にハワイ・ホノルル市のダウンタウンで小さな屋台としてスタートした同店。「希少価値のあるコナコーヒーを気軽に楽しめるカフェ」として、ハワイ3島の11店舗をはじめ、グアムに3店舗のほか上海にも展開。2012年には日本にも進出し、お台場に1号店をオープン後、現在では30店舗以上を構えるまでに事業拡大した。

 今回のバンクーバーへの進出は、北米本土での1号店。エリアマネジャーのNico Luさんは「バンクーバーからはハワイへの直通便も飛んでおり、休暇で訪れたことがある人がとても多い。ハワイ滞在中に飲んだコーヒーの味を懐かしんでいる人も多かったので、まずはここを拠点にしようと思った」と出店理由を説明する。

 店舗面積は約2000平方フィート、席数は45席。広々とした店内は、白と「ホノルル・グリーン」で統一し、「あえて席数を抑えてオープンな空間にした。窮屈でなく、モダンかつコンテンポラリーなビーチハウスをイメージし、来店した人がバンクーバーにいながらハワイのビーチでくつろいでいるようなリラックスした気持ちになれるよう工夫した」(Luさん)。

 同社オリジナルブレンド「Lokahi」を使った「ハワイアン・ラテ」(S=4.50カナダドル、M=5カナダドル、L=5.50カナダドル)や、自社直営農園で栽培するコナコーヒー100%を使った「Pour Over(ポアオーバー)」(6.95カナダドル)などが人気という。

 コーヒー以外にも、紅茶やスムージーなどのドリンク類を充実させ、サンドイッチやスイーツ類などのフードメニューは、なるべく地元の材料を使ったものを提供する。「リリコイ・抹茶ムース」(6.75カナダドル)や「コナコーヒー・エクレア」(6カナダドル)など、地元のフレンチベーカリー「Faubourg」とのコラボスイーツは同店独自のメニューを展開するほか、「アサイーボール」(7.75カナダドル)、コナコーヒーを使った自家製ドレッシングで仕上げた「コナ・ホワイトBBQターキーサンドイッチ」(8カナダドル)も。

 「スタッフは徹底したトレーニングの後、筆記と実技のテストを行い、コーヒーだけでなく取り扱う商品についての知識をしっかりと身に付けているので、何でも聞いてほしい」と笑顔で話すLuさん。「バンクーバーにはグルメな人が多く、既に町中にあるいろいろなコーヒーの味を知り尽していると思うが、うちのコーヒーはハワイのコナ地区でしか収穫できない選び抜かれたコーヒーなので、他店と比べても十分競っていける」と自信を見せる。

 すでに来年オープン予定の2店舗目の準備にも入っているといい、「1号店で得た経験を基に、次はキッチンスペースを広く確保して、日本で人気だというパンケーキなどのフードメニューをさらに充実させていきたい」とも。

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