10月1日の「日本酒の日」を前に、バンクーバーのイベントスペース「The Imperial」(319 Main Street, Vancouver)で9月29日、「Vancouver Sake Fest(バンクーバー日本酒フェスティバル)」が開催される。ブリティッシュ・コロンビア(BC)州日本酒協会(The Sake Association of British Columbia、SABC)が主催する。
同協会ディレクター白木正孝さんは「BC州在住日系人内外の皆さんに広く日本酒を知っていただきたいという願いを込め、日本酒を海外に広めるPR活動の一環として今年初めて企画した。西部カナダでは最大規模となるもので、毎年恒例のイベントにしていく予定」と話す。地元の日本酒関連業者12社と日本各地の酒蔵など計20社以上が参加予定で、カナダ産と米国産の日本酒も含め約100銘柄が勢ぞろいする会場では、チーズなどのおつまみ類とともに試飲ができる。
9社の日本酒輸入代理店と醸造会社により、2013年10月1日に設立された同協会。白木さんは「日本食レストラン以外でも日本酒を飲んでもらえるように、地元のワインディレクターたちへ積極的に呼び掛けたり、お酒と料理のペアリングのアイデアを提供する機会を設けたり、日本酒セミナーを開いたりするなどして、お酒についての知識を得られる場所づくりを続けてきた」と、これまでの活動を振り返る。さらに、「ここ数年のBC州でのお酒の売り上げは15%以上増加している。これまで自分たちがさまざまなイベント会場などに出掛けて行ってきた啓発活動が実を結んできたといえる」と評価する。
開催時間は18時30分~21時30分。チケット(19歳以上)は45カナダドル。ホームページで販売する。