布オムツを推奨する育児用品店「Hip Baby」(2110 West 4th. Ave, Vancouver、TEL 604-737-0603)が環境を配慮する夫婦やカップルの支持を受け、地元新聞・雑誌が取り上げるなど話題を呼んでいる。1日に数十組の夫婦やカップルが同店を訪れ、熱心に布オムツについて学ぶなど商品への関心の高さがうかがえる。
ベビーカーが楽に通れるように通路を幅広くしたという店内は約1,000平方フィートで、衣・食・住・寝などのテーマごとにセクションを分け、乳幼児を抱いていても商品を手に取りやすいよう商品を見やすく陳列する。店内には、乳幼児に軽食を食べさせるスペースや遊び場を設けるほか、オムツ交換台のあるトイレを設置するなどの配慮も。ベビー服をはじめ、オーガニック素材やバンブー素材の肌触りの良いベビー服や育児用品を取りそろえるほか、口に入れても安全な木製の玩具や育児の便利用品など、世界各地から集めた商品を幅広く取りそろえる。
「Change(交換)」セクションでは綿100%の布オムツやカバーなどを数種類用意し、赤ちゃんの人形を使用して布オムツの交換の仕方を説明しながら、洗濯の方法や予算などについて相談に乗る。「最近は環境に配慮してゴミを減らしたいというたくさんの夫婦が、布オムツに興味を持って店に来る。オムツを換える手間はかかるが、赤ん坊の肌にも良いし、紙オムツと比べると経済的にも安いことからチャレンジする人も多い。出かける時や荷物を減らしたい時は紙おむつ、家にいる時は布オムツという風に併用する人も。オムツを外すまでにかかる時間が、紙オムツを使用する赤ん坊に比べて短いという人もいる」(マネージャーのMaralynさん)とも。
店内の掲示板やウェブなどでも乳幼児と一緒に行うヨガやサルサ教室の情報、そのほか役立つ情報を提供する。哺乳(ほにゅう)瓶は、ガラス製品や、化学物質のBPA(ビスフェノールA)を含まないプラスチック製のもの哺乳瓶へ買い替える人が多く、在庫補充が大変だという。「電子レンジでミルクを温めず、ガラスのボトルをお湯につけて温めてほしい。お母さんたちが安心して楽しんで育児できるようサポートしたい」とMaralynさん。
営業時間は、月曜~土曜=10時~18時、日曜・祝日=11時~17時。