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バンクーバーの人類学博物館が1年半ぶりに再開 耐震工事終え

耐震工事を終え完成したUBC人類学博物館の外観

耐震工事を終え完成したUBC人類学博物館の外観

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 バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学にある「UBC人類学博物館MOA」(6393 NW Marine Drive, Vancouver)が6月13日、耐震工事を終えて1年半ぶりに再オープンした。

耐震工事中、グレートホールに建てられる新しい柱

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 バンクーバーを含むBC州は海岸沿いを中心に地震が多発しているエリア。2017年にUBCが行った耐震調査で緊急の対策が必要との結果が出たことを踏まえ、州政府、UBC、文化遺産省などが40ミリオンカナダドルの費用をかけて工事にこぎ着けた。

 今回の工事では、1階のグレートホールを25個のアイソレーター(免震装置)を使用し完全に建て替えた。同館ディレクターのスーザン・ロウリーさんは「耐震テクノロジーを使い完全に基礎から建て替えながらも1976年のアーサー・エリクソンさんのデザインを再現することができた」と話す。「この機会にファーストネーションのコミュニティーと展示物に関係のある家族の方たちの協力を得て、所蔵物の再考証と再活性化も行うことができた。工事の終了により文化的遺産の安全な保存と未来の世代への継承が可能になった」と完成を喜ぶ。

 同館では再オープンに当たり16日まで入館料を半額にし、家族連れで楽しめるアクティビティーなどの催しも企画する。

 開館時間は10時~17時(木曜は21時まで)。入館料は一般=25カナダドル、シニア(65歳以上)・学生(学生証の提示が必要)=22カナダドル、ユース(6歳~18歳)=10カナダドル、5歳以下無料。

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