バンクーバーのイエールタウンにある公園David Lam Park(1300 Pacific Blvd, Vancouver)で7月20日、大スクリーンを利用した屋外映画上映会が行われた。アウトドア映画上映などを手がけるFresh Air Cinemaが上映を手掛けた。
同上映会は、イエールタウンのコミュニティーや地域を活性化させるために無料で行われたイベントで、ポップコーンの収益は地元の老人センターに寄付する。日が沈んだ21時ごろには約2,000人の観客らがブランケットや枕、いすなどを持参し、スピルバーグ監督の「E.T.」を楽しんだ。
上映終了と同時に多くの子どもや大人の観客らから歓声や拍手が起こった。観客の1人、Bradさんは「子どもの時に好きだった映画『E.T.』を大画面で見られるなんて最高。野外で見る映画は映画館で見るのとは違い、開放感があって気持ちがいい」と興奮気味に話す。
スクリーンのサイズは約10×14メートルで、空気を入れて膨らますタイプのものを使用。Fresh Air Cinemaは、コミュニティーイベントや、ビジネス、ドライブインシアター、映画祭などで機材の貸し出しや上映を手掛ける。ディレクターのJason Bashnickさんは「今夏だけでバンクーバーやビクトリア、ホワイトロックなど約240回上映を行う。各国の映画祭にも参加しているので、将来は日本の映画を上映できればうれしい」とも。