バンクーバーのインド料理店、伝統の「ターリー皿」使用でゴミ削減

グランビル・アイランドのパブリックマーケット内にあるインド料理店「Curry 2 U」。

グランビル・アイランドのパブリックマーケット内にあるインド料理店「Curry 2 U」。

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 バンクーバーの観光名所グランビル・アイランド内パブリックマーケットに出店するインド料理店「Curry 2 U」(281-1689 Johnston St., Vancouver、TEL 604-662-7778)が、7月からステンレス製のターリー皿を使用し始め、ゴミの削減に効果を上げている。

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 「テークアウトの注文で使用後、プラスチック製のフォーク類や発泡スチロール製容器が大量に廃棄されていることを日ごろから懸念していた」という同店オーナーのShaffeen Jamalさんは、インドで昔から使われている定食(ターリー)用のステンレス製の皿を使おうと思い立ち、インドへ旅行した際にサプライヤーと契約してコンテナ1台分の食器を買い付けた。

 テークアウト利用客はターリー皿を使うかどうか選ぶことができるが、初日には75%の利用率だったのに比べ、1週間後には90%まで上昇。利用後の皿は客自身で店頭の返却口に戻してもらうシステムで、5日間のテスト期間中、返却されなかった皿は1枚だけだったという。

 同店ではキッチンエリアに大型の食洗器も新しく導入した。洗剤入りの溶液を再利用する仕組みで、節水への配慮も。

 Jamalさんは「今回の試みで、年間10万枚分のプラスチック製や発泡スチロール製容器のゴミが減る計算になる」と話す。「利用客の反応が思った以上に良かったのでとてもうれしい。これをきっかけにマーケット内のほかの店でも同様の対応をする動きが出れば」と期待を寄せる。

Curry 2 U

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