トイレタリー用品の寄付を呼び掛け-セックス・トレードで働く女性を支援

クリスマスに向け、シャンプーやコンディショナー、石鹸など同センターに寄付されたトイレタリー。

クリスマスに向け、シャンプーやコンディショナー、石鹸など同センターに寄付されたトイレタリー。

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 バンクーバーの支援団体「WISH Drop-in Center Society」(330 Alexander St
,Vancouver TEL 604-669-9474)はクリスマスに向け、セックス・トレードで生計を立てる女性たちに化粧品や日用品などを寄付するよう呼びかけている。

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 同団体は、セックス・トレードで危険な目や暴力に合った女性や、性労働者として働く19歳以上の女性を対象に、週に6日同センターを開放(18時~23時)し、食事やバスルームを提供、講習などを開く。毎日80人~140人の女性たちが同センターを利用する。同団体のディレクターKate Gibsonさんは「住むところがなく路上で生活する女性たちも多く、彼らの健康と安全を守るために活動する」と話す。

 クリスマスに向けて「女性から女性にできることを」と個人で同団体の活動をサポートするRuthさんは「昨年は友だちに呼びかけ、車3台分の生理用品や使用しないトイレタリー用品が集まりWISHに届けた。少しの気持ちがたくさん集まれば、少しは女性たちをサポートできる」と話す。

 Kateさんは「大きな容器で寄付されたシャンプーなどは小分けにして配るが、ほとんどの女性は住むところがないので、ここで利用している」と現状について説明する。また集まるトイレタリー用品はヘアサロンやスパなどからのサポートもあるが、多くが個人からの寄付で、特にクリスマスプレゼントとして「使って肌に合わなかった化粧品やサンプル、女性が使用しそうなものを寄付してもらえれば、多くの女性に配ることができる。電話で時間を決めてから持ち込んでほしい」と寄付を呼びかける。

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