バンクーバー、キツラノエリアの日本食レストラン「菜Z(Sai-z)」(3116 W Broadway, Vancouver TEL 604-732-7249)は12月17日、メーンディッシュが多く高級なイメージのファイン・ダイニング・メニューから低価格で数多くの単品を提供する居酒屋メニューに一新、リニューアル・オープンした。
マネージャーのGeorge Kitaさんは「料理を単品にして価格を抑えることで、多くの方にさまざまな種類の料理を食べてもらいたい」と居酒屋メニュー導入の狙いを話し、リニューアル後、「従来の客に加えて、UBC大学が近いため地元の若い学生などの客層も増えてきている」とも。
店内は、気軽に客が入れるように外から見えるテーブルのテーブルクロスを取り払い、ワイングラスを置かないようにするなどして高級すぎて入りにくいイメージを一拭する。
約5,500スクエア・フィートの店内は吹き抜けで1階はカウンター席、外に面した窓側にテーブル席、センターにはソファ席、奥にも大きなダイニング・テーブルを設け、2階は吹き抜けの壁伝いにテーブル席が並ぶ。席数は約120席。外からは見えない奥行きの広い空間と赤をアクセントに古木とランタンを取り入れた落ち着いた雰囲気が特徴。
メニューは一品料理のほか、鍋、すし、めん類など75種類以上をそろえるほか、揚げだし豆腐(4.50カナダドル)、そばサラダ(5.50カナダドル)などのベジタリアン料理(18品)など。毎日、ドリンクと料理一品を特別価格で提供する「日替わりスペシャル」なども提供する。
2月からは、スープなどの新しメニューも追加する予定。「低料金でお求め安くなったさまざまな種類のおつまみがそろっている。ぜひ、試しに来てほしい」(Georgeさん)。また、今月中旬から始まるバンクーバーのフードイベント「Dine out Vancouver」に今年も参加する予定。期間中に提供する特別メニューは、オーナーシェフのMike Shintaro Nakanoさんが現在考案中だという。