2010年冬季五輪でフィギュアスケート競技会場となるPacific Coliseum(2901 East Hastings Street, Vancouver)で2月4日、「ISU Four Continents Figure Skate Championships(ISU四大陸フィギュアスケート選手権)」が始まる。各国代表選手たちは2日から現地で公式練習を開始しており、各国メディアも続々とバンクーバー入りして競技開始を待つばかりとなった。
同選手権は、国際スケート連盟が主催する大会のひとつで、ヨーロッパを除くアフリカ、アメリカ、アジア、オーストラリアの4大陸から各国代表選手が参加する。1999年の第1回大会(ハリファックス)、2004年の第6回大会(ハミルトン)に続いてカナダでの開催は3回目。今回は16カ国から集まった108人の選手が競い合う。
直前にバンクーバー入りした浅田真央選手は、現地時間2日の午前中に行われた公式練習ではジャンプは飛ばず、集中した様子で曲に合わせてダンスのイメージを演出するように軽くスピンやステップを行い氷上の感触を確かめた。練習後には、リンク周りに集まったファンからの写真撮影やサインに笑顔で応える姿も。
各国からの参加枠は最大3人(組)までとなっており、今回、日本からは男子シングルに小塚崇彦選手、南里康晴選手、織田信成選手、女子シングルに浅田選手、村主章枝選手、鈴木明子選手、アイスダンスにキャシー・リード選手とクリス・リード選手が代表として参加予定。
昨年の大会(韓国・高陽)では、高橋選手、浅田選手が金メダル、安藤美姫選手が銅メダルを獲得した。浅田選手の同大会女子シングル2連覇の可能性、韓国のキム・ヨナ選手との対決など、現地でも注目を集めている。
注目の女子ショートプログラムは4日18時15分~、男子ショートプログラムは5日16時30分~、女子フリープログラムは6日18時05分~、男子フリープログラムは7日10時45分~と続き、最終日エキシビション(8日12時~)で幕を閉じる。
観戦チケットは27.50カナダドル~。チケット・マスターで販売中。