バンクーバーの元フリー・ジャーナリストJen Zurowskiさんが立ち上げた傘専門ブランド「Cheeky Umbrella」が、ポップなデザインとおしゃれなロゴで人気を集めている。
昨年9月のビジネス立ち上げ後、ネットショップを開業。各地で開催される見本市や展示会に出店したところ、商品を取り扱いたいという小売店からの依頼が殺到した。クリスマス用のショッピングシーズンとも重なり、最初の4カ月での売り上げは1,000本に達した。その後も順調に業績を伸ばし、カナダ全土とアメリカ西部で50店近くが取り扱うまでに拡大。
傘のデザインは、地元のグラフィックデザイナーCynthia Merrimanさんが担当した。今月新しく加わった3種類を合わせて全部で6種類。黒地に花柄、水玉、ペーズリー柄などを配した裏側には、赤・黄・オレンジ・紫などの色鮮やかな生地の隅に、Jenさん考案の「It’s raining, it’s pouring, other umbrellas are boring.(雨が降ってるよ、どしゃぶりだよ、ほかの傘はなんて退屈なんだ)」「This is shopping weather.(雨の日は買い物日和)」など、しゃれを効かせたフレーズを添えた。価格は44カナダドル。
「2001年にバンクーバーに引っ越してきてからずっと、丈夫で使いやすくておしゃれに持ち歩くことができる傘を探していたが、なかなか見つけられなかった。雨続きだと気分が落ち込んでしまいがちになってしまう。鮮やかな色とちょっと生意気で(=cheeky)、粋な感じのフレーズを見て、笑顔でハッピーな気分になれるような傘を作りたかった」とブランド立ち上げのきっかけを振り返るJenさん。「バンクーバーでは、冬から春先にかけて雨の日が多いため、今後まだまだ売り上げが伸びていくと思う」とも。
バンクーバーのイーストサイドで4月に開催されるファッションマーケット「Portobello West Fashion and Art Market」にも出店を予定する。子ども用やゴルフ用の傘も秋までに充実させるという。ネットショップでは、日本からの注文にも対応する。