リッチモンドの小学校でスピードスケート競技巡回展示-認知向上図る

リッチモンド市内の小学校を訪れて、スピードスケート競技について生徒に説明するオリンピック銀メダリストのJustin Warsylewiczさん。写真提供:Aspec Development

リッチモンド市内の小学校を訪れて、スピードスケート競技について生徒に説明するオリンピック銀メダリストのJustin Warsylewiczさん。写真提供:Aspec Development

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 リッチモンド市で現在、スピードスケート競技の巡回展示プログラム「Speed Skating Canada Community Tour」が行われており、来年に迫ったバンクーバー冬季オリンピック開催に向けて競技に対する認知向上に貢献している。

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 同競技の歴史や競技内容などについて、市内公立校を回って1週間ごとに展示するほか、実際にこれまでのオリンピックに出場したカナダ代表選手が、特別ゲストとして会場を訪れて体験談を話すなど、子どもたちの興味を引く内容で人気を呼んでいる。

 同市に完成したスポーツ多目的施設「Richmond Olympic Oval」(6111 River Road, Richmond)は、バンクーバー冬季オリンピックでスピードスケート会場となる。3月には同会場で五輪プレ大会として「世界距離別選手権」も行われ、着実に五輪開催準備が進む一方で、市内の公立校の生徒たちがクラス単位で会場でのスケート体験ツアーに参加するなど、コミュニティー全体で開催を盛り上げようとする動きも。

 リッチモンド教育委員会のGlenn Kishiさんは「年内の展示予定がすでにいっぱいになった。期待以上の反響で驚いている。地元での競技開催ということもあり、オリンピックムードが高まってきているようだ」と話す。

 五輪開催直前までの間に約40校の児童2万人以上が、同プログラムを通して競技について学ぶことになる。

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