バンクーバーのレゴ展、好評のうちに終了-巨大スペースシャトルも解体

約300人の来場者が交代でレゴ製「巨大スペースシャトル」の解体作業に参加した。

約300人の来場者が交代でレゴ製「巨大スペースシャトル」の解体作業に参加した。

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 バンクーバーの科学博物館「サイエンス・ワールド」(1455 Quebec Street, Vancouver、TEL 604-443-7440)で約3カ月にわたって開催されていたレゴ特別展示「Wheels, Wings and Waves - A LEGO World of Transportation」が5月4日で最終日を迎えた。

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 Bryan Tisdall館長は「レゴ展が始まってから、最初の3日間連続で4,000人を超える来場があった。前にもレゴ展を企画したことがあるが、今回の展示の人気は記録に残るもの」と同展への反響に驚きを隠せない。

 終了前日には、目玉となった「巨大スペースシャトル」の解体作業が行われた。カナダ唯一の「レゴ社公認ビルダー」Robin Satherさんと会場スタッフが、訪れた約300人の家族連れと一緒に4時間半かけて高さ9フィート(約2.7メートル)の作品を1個1個のブロックに分解した。

 解体作業に参加したAdanくん(9)は「いつもレゴで遊んでいる。こんなにすごい作品を壊すのはもったいないと思ったけど、分解しながらどんな風に組み合わせたらどんな形が作れるかが分かって面白かった」と満足げ。

 同作品に使用したレゴは10万6,000個。12,000人の子どもたちが参加して完成までに3日半かかったという。巨大シャトルが徐々に解体されていく様子を見ながらRobinさんは「解体作業を一緒にするのは今回が初めて。何もないところから大きな作品を作り上げていくのも楽しいが、これはこれで何も考えずにただひたすら壊していくので逆に集中できて、『ZEN』のフィーリングと似ているかも」と話す。

 サスカチュワン・サイエンス・センターで5月15日から始まる展示に向けて「またゼロからスペースシャトル作りだよ」と笑顔を見せるRobinさん。「自分が作ったレゴの作品を見ている子どもたちが、驚いたり感動したりして瞳を輝かせてくれることが自分にとって一番のご褒美。世界中の子どもから大人まで言葉や文化の違いに関係なく交流を持てるのがレゴの魅力。日本にも素晴らしいレゴビルダーがいると聞いているので、いつか訪れてみたい」とも。

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