7月3日よりカナダを公式訪問された天皇皇后両陛下は7月14日、カナダでの全日程を終了、バンクーバー国際空港より次の訪問地である米ハワイ州へ出発した。
14日朝はバンクーバー・コンベンションセンターで最終日程の大使、総領事共催のレセプションに出席。滞在先のホテルからの約150メートルの距離は徒歩で移動とあり、周辺には最後に両陛下の姿を一目見ようとする市民約700人が集まった。
10時過ぎにホテルを出発した両陛下は、沿道の日系人らに声をかけたり、手を振りながらゆっくりとコンベンション・センターへと進まれた。手作りの日の丸の旗を振っている日系の子どもたちを両陛下が見かけて「自分で作ってくれたの」と優しくほほ笑まれる一幕も見られた。
朝8時から並んだというリッチモンドの女性は「リッチモンド、UBC ,日系センター、そして今日、とほとんどすべての場所に行った。どの場所でもにこやかにお声をかけられていて本当に感動した」と振り返った。