ノースバンクーバー市のMahon Park(マホン・パーク)で7月26日、「日本の大運動会」が開催される。「日本の運動会をカナダでも」と集まった旅行・飲食業界関係者やその友人ら有志が集まって今年初めて開催する。
運動会には選手、ボランティアを含めて約300人が参加する。綱引きや大縄跳び、パン食い競争など日本の運動会でなじみのある競技をそれぞれのチームが競い合う。午後からは元Jリーガーで現在、バンクーバー・ホワイトキャップスに所属する平野孝選手も特別ゲストとして競技に参加し、閉会の言葉を述べる。
「今回は諸事情により大人のみの参加としているが、来年からは子どもも楽しめる親子競争などの種目も取り入れ、新しい日系コミュニティーのイベントとして定着させたい」と話す実行委員会、小川学会長。
第1回ということで開催実現までにはさまざまな苦労があった。「ゼロからのスタートなのですべてが手探りで下調べから始めた。各団体への協賛についても過去の実績や経験もなく、そのため信用もないので出だしは本当に苦労したし、運営費も無い状態なので各役員皆でお金を出し合って活動費に充てた」(小川さん)。
「『バンクーバーで運動会を』この気持ちで集った委員会メンバー。第1回をこうして迎えることになりわたしたち皆、子どものようにドキドキ・ワクワクしている。今後、毎年行なわれている各日系イベントのように、日系のみなをはじめ日本に興味を持ってくれている方々に愛されるイベントへと成長していき、言葉の隔てがない運動(スポーツ)というコミュニケーションで参加選手だけでなく観客も一緒に楽しんでいただければ」(同)。
開催は7時~17時。競技参加者の応募は締め切っている。応援・観戦などの入場は無料。